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さて、スペイン料理と言ったらシェリー。一緒に行った方が下戸だったので、ワインは遠慮しておきました。食事に合わせるならドライシェリーだなあ、と思ってメニューを見ると、フィノはTio Pepe、マンサニージャはLa Gitanaの2種類でした。少なさにちょっと拍子抜け。マンサニージャが好きなので、La Gitana(ラ・ヒターナ)にしました。180mlの小瓶がかわいい。ひとりで2本(つい2合と言いそうになります)いただきました。
お料理は、コースに、ガスパチョを追加しました。ガスパチョ、夏らしいセロリ風味がとてもおいしいです。他にも色々出たのですが、圧巻は魚介のパエジャ。パエジャが好きだからスペイン料理を所望したので、かなり期待してました。ところが、それを上回る美味。なんだこれは。他のものはなーんにもなくていいから、これだけひとりでかかえて食べたい、と思う味でした。家でもよく作りますが、それよりもお米の色が赤黒い感じになっていたので、トマトペーストやイカスミが入っているような気がします。お味の方も。うーん、研究するのがいいか、また食べに行くのがいいか…いや、両方だな。うん。
コースだったので、めずらしくデザートまでいただいてきました。(普段は食後酒でしめる方が多い) スペインらしいかな、と思って、どんぐりのムースを食べたら、これも当たり。アーモンドをマイルドにしたような優しいナッティさが幸せでした。これは食べてよかった。うん。
心残りは、デザートに合わせてオロロソ・シェリーを飲めなかったことぐらいかな。
そう言えば、まだシェリークラブに行ったことがありません。誰か一緒に行ってくれませんか?
シェリーも買いました。左はAlbrejoのオロロソ、中はBarbadeloのオロロソ、右はOsborneのフィノ・アモンティリャード。実は、どれもまだ全然飲んだことないので、開けるのが楽しみです。
オロロソとフィノ・アモンティリャードは、たまたま初めてシェリーを飲んだときに買った2種類で、味も好きだし、思い入れも強かったりします。
シェリーは、酒精強化ワインと言って、ワインに一種のブランデーを混ぜて作ります。大きくドライとスイートに分けられるのですが、ドライの中でも、主に3種類、フィノ、アモンティリャード、オロロソと別れていて、それぞれ特徴的です。有名なティオ・ぺぺはフィノだよね。フィノや、その仲間のマンサニージャは透明っぽくて、きりっと冷やして食前酒に最適。アモンティリャードとオロロソは、セミドライの分野に入ったりもしますが、肉にも合うし、食後にも。食事中ずっとシェリーで通してもいいし、飲み残してもワインより持つ(フィノ系はだめだけど)、というおいしくて便利なお酒です。スイート(ネドロ・ヒメネスとか)は食後用だけど、私は苦手。
同じ酒精強化ワインの中でも、特にドライ、セミドライのシェリーはポートやマデイラなどより甘味がなくて、試しやすいお酒だと思います。あ、フィノ・アモンティリャードは、フィノとアモンティリャードの中間。などなど、なんだかけっこう奥の深い迷路のようなお酒なのですよ、シェリー。今後も楽しみだなあ。